アンカラの東600kmにある標高2150mのネムルトダーゥ(ネムルト山)の山頂に遺跡があることは1881年に発見されるまで知られていませんでした。
1953年に調査がはじまり、この地方を紀元前1世紀頃支配していたコンマゲネ王国のアンティオコス.1世の墳墓であることが明らかになりました。アンティオコス1世はここネムルトに西のギリシャ、東のペルシャの宗教を統一し新しい宗教の基盤を築き、世界に広めることにより世界制覇を夢見ていました。
それを象徴するかのように自身の像の他に女神、ゼウス、アポロ、ヘラクレスの像が並んでいます。
しかし、それらの神像の頭部は現在地震などで転げ落ちた状態になっています。頭部だけでもその大きさは2m、坐像部は8mあまりの巨大なものです。又、碑文も残っており、私の後の王達もこの地を整備する義務があると書かれています。しかし残念なことにアンティコスの死後は彼と共に夢も忘れ去られてしまいました。
1987年には世界遺産にも登録されました。山頂からの360度の景色も素晴しく、日の出を楽しむツアー旅行者の間で人気です。
カラクシュ
キャフタから約12kmの所にあるコンマゲネ王国のアンティオコス1世の父ミトリダテスの母や姉の墓跡です。
墓の周囲に石柱があり、その上部にカラクシュ(黒い鳥)の彫像があることからこの名前で呼ばれています。6本あった石柱のうち現在は4本が残っています。
ジェンデレ橋
ユーフラテス川の支流であるジェンデレ川に架かるローマ時代の石造りの橋です。
紀元200年頃にセプティミウス・セヴルス帝に捧げられて造られたもので、巨石を10km近くも運ばせ積み上げて作られたと言われます。橋の両端には円柱が4本ありましたが今では3本が残っています。
























